ベスパ Q & A


- 足周り編 -



ベスパのタイヤはどんなのがいいの。

 サイズさえ合えば好みで選んでいただければ良いでしょう。新車のときに付いてくるタイヤはわざと古臭いパターンのタイヤにしてあるので性能的にはあまり良いとはいえません。国産タイヤでもサイズは必ずありますので、安全のためにはグリップの良いタイヤに交換するのをお勧めします。ちなみにビンテージは3:00−10、PXは3:50−10です。
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ビンテージはフロントブレーキをかけると前が沈んで乗りにくいのですがどうしたら良いのでしょう。

 ベスパのフロントサスペンションはあまり強くありません。ですから、フロントブレーキを掛けるたびに前のめりになるので思い切ってフロントを掛けられない事があります。これを解消するにはサスペンションを固めのものに交換するしかありません。ただ、サスペンションを交換する場合は必ずタイヤもグリップの良いものに交換してください。タイヤとサスペンションを交換すればかなり乗り味は変わってきます。
 あと、新車のときからショックがオイル漏れを起こしている場合がありますので、新車であまりにもショックが効いていないと思われる場合は一度調べてもらってください。
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チャオのフロントブレーキが利きすぎて怖いです。何とかなりませんか。

 チャオのブレーキは大変良く効きます。しかし、しばらく乗り込んでいくと俗に言う「カックンブレーキ」になってしまします。これは、ブレーキを掛けると一気に効いてしまって急ブレーキ状態になることですが、フロントブレーキでこの状態になると危険ですので対策が必要です。
 方法としてはリーディング側のシューを回転方向の前方から斜めに削ってシューが滑らかにドラムに当たるようにします。失敗すると反対にブレーキが効かなくなってしましますのでなるべくショップにお願いしましょう。できるものなら納車前に予め対策しておいてもらうのが理想です。
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リアブレーキがほとんど利きません。こんなものなのでしょうか?

 ブレーキペダルを踏み込んで、ペダルがフロアに着いてしまっているのであればワイヤーの伸びか、シューの摩耗ですが、そうでない場合はミッションオイルがリアブレーキ内に漏れている可能性があります。ベスパはエンジンとブレーキが直結していますのでオイルシールが悪くなるとミッションオイルがブレーキ内に漏れてしまいます。最低でもオイルシールの交換が必要です。一旦漏れ出すとどんどんひどくなりますので早めに修理してください。
 ミッションオイルの入れ過ぎもオイル漏れの原因となりますのでミッションオイルの量は必ず守ってください。
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タイヤの空気圧はどれ位がいいのですか?

 ベスパシリーズでフロント1.8kg/cm、リア2.2から2.4(二人乗り時)kg/cmぐらいでしょう。チャオはフロント2.0kg/cm、リア2.2kg/cm位です。いずれも説明書より高い値ですが説明書の数値は60年代の頃から変わっていませんの現代のタイヤと日本の道路事情からすればこの辺りが妥当かと思います。
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ベスパに太いタイヤをはかせることはできますか。

 基本的には出来ません。特にリアタイヤはエンジンとのクリアランスがほとんどありません。そもそも太いタイヤを履かせたからといってグリップが良くなるわけではありませんので視覚的なものを除いては無意味だと思います。タイヤの太さよりもゴムの質を重視してタイヤを選んでください。
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シャープレバーは危険だと聞いたのですが。

 危険です。シャープレバーは先も尖っている上にノーマルレバーよりも前を向いています。万が一人身事故を起こした場合など確実に人体に刺さるでしょう。現在のバイクのレバーは過去の事故の教訓から先端を丸めてあるのです。事故などは起こさないと誰でも思っているでしょうが、起こそうと思って起きた事故などは有りません。
 見た目のために安全を犠牲にすることは絶対にやめましょう。
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ショックを固いものに交換すれば乗りやすくなるでしょうか?

 タイヤとショックのバランスが良ければかなり乗り易くなるでしょう。ただし、どのような乗り方をするかによりますので必ずしもショックを固くするのが良いとは限りませんので、自分の乗り方を良く考えて選んでください。コーナーリングを速く安定して曲がりたいというような乗り方をするならハイグリップタイヤを履かせショックを固めればかなりコーナーリング性能が良くなります。両方換えるお金が無いならとりあえずタイヤのほうから換えてください。
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PXのホイルをアルミホイルにしたいのですが。

 PXのノーマルホイルはスチール製ですがリム部分だけなので結構軽いです。それに対してベスパ用のアルミホイルはリム部分だけでなくセンター部分までありますので実際に重量的にはほとんど変わりません。見た目を重視するならともかく性能的にはあまり期待できないし、段差を乗り越えたときなどのダメージを考えるとあまりお勧めできません。
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