50s納車整備

ベスパは良く壊れると言われるが、ちゃんと整備されていれば至って丈夫なスクーターである。ビンテージシリーズの場合特に一部の国向けにしか最後は作られていなかったため組み方が悪いものがほとんどである。ネジが締まっていないもの部品が逆さまに付いているものなど1台の車体で数多くのトラブルの元がある。しかしそれらは致命傷や構造上の欠陥というものではなくあくまで組み立ての問題である。設計通りにちゃんと組み上げればすこぶる調子も良く、耐久性も抜群のスクーターになる。

 ここでは当店でやっている納車整備の一部を紹介しましょう。これはあくまで一部であってノウハウに関する部分はお見せできませんので実際はこれの何倍かの作業を伴います。
 この写真以外には当然キャブレターのオーバーホール、シートの整備、スイッチ類の整備、ライト類の整備等々数多くの作業 がふくまれます。当店では3年後の状態はむろんのこと10年後に再整備することまで考えて納車整備をしています。



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